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派遣コーディネーターのつぶやき

2023/08/22

派遣の仕事で、時給アップって可能?時給交渉の進め方について解説!

給与明細

正社員と同じように主体的に業務に関わり、業務改善にも貢献できていると「派遣の時って上げられるの?」「どんなふうに交渉するの?」と、気になる方も多いでしょう。

結論からいえば、交渉次第で派遣社員の時給は上げられます。

ただし交渉に成功し昇給を勝ち得るためには、いくつかのポイントを押さえなければなりません。

この記事では、派遣社員が時給交渉をする際のポイントについて、切り出すタイミングや交渉の仕方、交渉前に注意すべき点を解説します。

時給アップ交渉を切り出すタイミングはいつ?

時給交渉のタイミング次第で、交渉の成功率が変わることをご存じでしょうか。

ここでは時給アップを切り出しやすく、交渉が成功しやすいタイミングを紹介します。

契約前のタイミング

派遣の契約前は、交渉により昇給する可能性が高いタイミングのひとつです。

というのも、派遣会社が社員を募集する際に、時給を抑えて条件を設定しているケースがあるためです。

もし他社の同じような仕事のほうが時給が高い場合は、派遣会社に時給アップを掛け合うことをおすすめします。

職場見学の際に、派遣先企業に対し仕事ができる印象を与えられると、時給交渉の成功率がさらに上がるため、そこでスキルをアピールすることも時給を上げる1つの方法です。

契約更新のタイミング

契約更新時は、時給交渉に最も効果的なタイミングです。

なぜなら、契約更新は契約の条件を再設定するタイミングでもあるからです。

派遣先から派遣会社へ契約延長の打診が来たら、先方にとって必要な人材になった証拠。このタイミングで時給交渉を切り出すと、決まる確率が高くなります。

特に勤続1年を過ぎて契約を更新する場合は、働いてきた実績に基づき派遣先企業が評価することができます。

仕事で十分信頼を得られているため、いっそう時給交渉の成功率が高まるのです。

資格を取得したとき

派遣会社が時給を決める基準は、派遣社員のスキルです。そのため、契約時よりもスキルが上がっていると分かれば、派遣会社が時給を上げる理由になります。

時給アップに有利に働く資格には、日商簿記2級、TOEICの高得点、MOS(マイクロソフトスペシャリスト)などがあります。

また、難関資格でなくても、仕事に関する講座の受講や、日常の業務で明らかなスキルアップがあった場合も、交渉時のアピール材料になります。

資格取得に取り組んだ姿勢そのものも、スキルアップへの意欲として評価され、有効なアピール要素の1つです。

契約内容と業務内容や業務量が異なった場合

実際の業務が契約業務と異なる場合には、時給アップの交渉をして構いません。

派遣の仕事は、契約時に業務内容と時給を明確に決めて契約をしているため、実際の仕事に見合った時給を求めるのは当然のことです。

その際に、時給が低くて不満と伝えるよりも、「与えられた業務をやりとげたいので、時給を上げて欲しい」と交渉すると、ポジティブな印象を与えます。

そのほうが、将来的にも仕事で高く評価されるでしょう。

業務のレベルが上がった場合

役職への昇格や仕事の難易度が上がったときなど、より高度な業務を派遣先で求められたタイミングも、時給交渉を有利に進められます。

高いレベルの仕事を任されるということは、それだけのスキルがあると認められたことになり、派遣先企業から必要とされている証明でもあるのです。

派遣社員の給与はスキルに基づいて決められるため、派遣先企業から認められた事実は、十分時給を上げる交渉の根拠になります。

以前よりも高度な仕事を依頼されるようになったときは、時給のランクアップも願い出てみましょう。

時給交渉に成功する4つのポイント

時給交渉を行なったからといって、必ずしも時給がアップするわけではありません。

このあと、時給交渉を成功させるために、押さえておくべきポイントを4つ紹介します。

勤続1年を過ぎてから交渉する

時給交渉は、少なくとも勤続1年を過ぎてから行うことをおすすめします。

勤続1年未満では、時給アップに値する仕事の成果が出ているかどうか、未知数な場合が多く、派遣先企業でも評価を出しにくいためです。

1年を過ぎれば仕事の実績やアピールポイントもはっきりし、派遣先企業でも評価する材料ができるため、時給交渉を受けてもらいやすくなります。

日頃から派遣元・派遣先両方と良い関係を築いておく

日頃から派遣元・派遣先企業の両方と良い関係を築いておくと、時給交渉を切り出しやすく、時給アップにもつながりやすいです。

派遣会社の担当者は派遣社員の仕事ぶりについて、派遣先企業からの情報や評価で把握しているため、派遣先企業での評価が良ければ、担当者も高い評価を出すことになります。

また、担当者本人ともこまめに報連相をすると、担当者との信頼関係が強まります。

今の業務内容と自分の立ち位置、職場の雰囲気、他の派遣社員や派遣先社員との関わりなどは、担当者も知りたい情報のため、報告すれば親身になって協力してくれるでしょう。

具体的な金額を示す

時給交渉をするときには、上げて欲しい具体的な金額を提示することも重要です。

漠然と「時給を上げて欲しい」といわれるよりも「〇〇円上げて欲しい」と具体的に示されるほうが、派遣会社も回答がしやすく、結論も早まります。

この際の注意点は、提示する金額は現実的な数字にすることです。

受け取るほうは高いほど嬉しいですが、高すぎる額を提示すると心象が悪くなり、逆効果のため注意しましょう。

一般的に昇給額の相場は50円前後といわれているため、交渉金額を50~100円程度にすることをおすすめします。

1時間50円は少ないと感じるかもしれませんが、月20日働くと8,000円、年間で96,000円と考えると大きいです。

事前に他の派遣会社との差や、同じ職種の時給相場を調べてエビデンスとして提示すると、さらに交渉の成功率が高まります。

スキルや貢献度をアピールする

時給交渉では、仕事で獲得したスキルや、仕事での貢献度をアピールしましょう。

派遣会社は、派遣社員の持つスキルに応じて時給を決定するため、資格や仕事で得たスキルは時給をアップする要件になりやすいのです。

例えば、仕事の成果と成果を出すために行なった工夫、周囲に与えたポジティブな影響、チームの成果への貢献度や貢献ポイントなどは、評価の対象となります。

また、目に見える成果や資格でなくても、以下のようなことでもアピールポイントとして有効です。

・契約時点からのスキルの伸び幅

・ビジネスメールのスキル

・役職への就任

・後輩指導のアサイン

・無遅刻無欠勤

・上司や同僚との良好な連携

昇格や後輩指導などは、派遣先企業にとって必要な存在となっている証拠です。交渉時に上手く伝えられるよう、事前にアピールポイントを整理しておきましょう。

日頃から整理をする習慣をつけると、将来転職やキャリアアップするときにも役に立ちます。

時給交渉するうえで注意すべきこと

時給交渉をする際には、注意点もいくつかあります。

時給交渉を行う前に、次に挙げる項目を確認してから、実際に交渉をするかどうか検討することをおすすめします。

交渉の前提は普段の勤務状況が良いこと

時給交渉を切り出すのは、普段の勤務で態度や勤怠状況が良いことが前提です。

勤務状態が良好でないのに時給交渉をしても、トラブルになるばかりか契約解除にもつながりかねません。

派遣会社は派遣先での仕事や働きぶりに対して、社員に給料を支払っているため、派遣先企業での評価が良くない人に対しては、派遣会社も時給を上げる理由がないと考えましょう。

時給交渉する先は派遣先ではなく派遣会社

時給交渉する相手は派遣先企業ではなく、雇用主である派遣会社の担当者ですので、間違えないようにしましょう。

派遣会社の担当者に時給アップを願い出てから、雇用者である派遣会社から派遣先企業へ時給交渉を行なうのが、正しい交渉の流れです。

日頃の働きぶりを高く買ってもらえた場合に、派遣先に交渉したくなる気持ちも分かります。

しかし派遣社員と派遣先企業の間で、雇用や契約に関してやり取りをすることは禁止されているため、派遣先企業の上司や人事へ直接交渉するのはやめましょう。

在籍期間が短いと交渉成功率は低い

現在の職場で在籍期間が短い場合は、時給交渉の成功率が低い傾向です。

たとえ契約更新時に交渉するとしても、初回契約の1ヵ月や2ヵ月しか働いていない場合は、まだ仕事での成果が出ていないケースが多いです。

そのため、派遣会社も派遣先企業も社員に対する評価を出せません。

ただし業務内容が契約と異なっていた場合には、派遣会社の担当者に相談し、時給アップを交渉してみましょう。

在籍期間が短い場合は、まずは1年ほどキャリアを積んで、実績と信頼を重ねることを考えましょう。

派遣先企業は、以下の項目で派遣社員を評価しているので、参考にしてください。

・職務内容

・職務遂行能力やスキル

・業務への取り組み姿勢や勤務態度

・成果・目標達成

派遣社員の時給は交渉の進め方次第でアップできる

派遣社員も仕事のスキルや成果、貢献度などにより、交渉すれば時給アップが可能です。

時給交渉に成功するポイントは、効果的なタイミングを狙うこと、具体的な金額を伝えること、スキルや貢献度をアピールすることです。

派遣先企業では、スキルや資格だけでなく、成果への貢献度や仕事への姿勢、上司や同僚との連携なども評価されます。

ただ時給交渉に焦りは無用。キャリア1年を過ぎれば、職場での信頼関係も築けて、時給アップにつながる評価を得やすくなります。

契約してから日が浅い方は、勤続1年までに明確なスキルやアピールポイントを作れるよう、スキルアップを図ってみてはいかがですか。

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