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派遣コーディネーターのつぶやき

2023/07/26

派遣の契約更新のタイミングや流れってどうなっているの?

労働契約書 イメージ

「派遣の契約更新って、タイミングと流れはどうなっているの?」「契約更新って何するの?」「更新があるかないか、いつわかるの?」派遣の契約更新に関して、このような疑問を持つ方は多いでしょう。

今回の記事では、初めて派遣で仕事をする方、これから派遣で働くことを検討している方に向け、派遣契約後で就業後に契約更新するタイミングや流れ、決まり事について解説します。ぜひ派遣の仕事を上手に続けるための参考にしてください。

派遣契約の更新のタイミングと手続きは?

契約更新の時期については、通常、契約満了日の30日前までに派遣会社から連絡がくることになっています。契約満了日が近づいたら、連絡を見落とさないように注意しましょう。

派遣会社からの連絡内容は「継続勤務の意思があるかないか」についてがほとんどです。もし、万が一契約が終了となってしまう場合でも、満了日の30日以上前に通知されることになっています。

雇用契約は派遣会社と派遣先企業とで締結するため、派遣社員側で行うことは特にありません。

契約更新の通知が来たときに、回答期限が設定されている場合がほとんどのため、契約更新のみであれば、期限内に更新の意思を回答するだけでOKです。

もし契約満了日が近づいても、更新に関する連絡が来ないようであれば、派遣会社へ問い合わせましょう。

派遣社員の雇用契約期間とはどれくらい?

派遣社員は同じ職場で何年か働くイメージがあるかもしれません。しかし実際には長期を前提とした仕事でも、3ヵ月~6ヵ月程度で更新する仕組みになっています。

派遣の契約期間は仕事によっても異なりますが、通常は3ヵ月単位の契約が多いです。ただし初回だけは1ヵ月契約からスタートする場合が多く、更新後の2回目から3ヵ月契約になるのが一般的です。

初回のみ1ヵ月契約でスタートする理由は、初めて派遣で就職する人に対しては、はじめから長期雇用をするのは一般にリスクが高いと考えられ、、試用期間を設けることが多いためです。

派遣の契約は派遣会社と派遣社員の間、派遣会社と派遣先企業の間で交わされるもの。更新契約をするときには、今後長く働けそうかを考えながら、更新後の契約期間を話し合うとよいでしょう。

契約期間が短いことは、派遣社員にとって必ずしもデメリットではなく、仕事のマッチ度を判断できるよい機会でもあります。

派遣契約に上限はあるの?

派遣の仕事をいつまで更新できるのか、気になる方もいるでしょう。

フルタイムの派遣で勤務する場合、同じ企業の同じ組織(グループ・課)で働ける期間の上限は3年とされています。この上限は2015年の労働者派遣法改正により、派遣社員の雇用の安定を図る目的で定められました。

とはいえ、派遣社員が同じ職場で3年を超えて働き続けられる方法はあります。たとえば、派遣先の部署を変えることで、同じ会社での契約更新ができます。また、同じ職務でキャリアを重ねたい場合には、正社員や無期雇用契約へ切り替えることもひとつの方法です。

派遣で自分に合う仕事・合う職場が見つかったら、そこで長期のキャリアを築くことも十分可能ですので、躊躇せずチャレンジしましょう。

派遣契約更新に関するNG行為とは?

契約更新には注意点があり、次の行為はNGとされます。

まず、派遣社員が直接派遣先企業へ契約更新の問い合わせをすることは基本NGです。契約更新の手続きは派遣社員が行うものではなく、派遣会社が派遣社員と派遣先企業双方の意思確認をして行うものだからです。

もし派遣社員が勝手に派遣先へ継続確認や辞意表明をすると、トラブルになる恐れがあるため、必ず派遣会社を通すようにしましょう。

また、派遣契約を更新せず仕事を辞めたい場合に、前もって派遣先企業へ辞意を伝えず辞めることも好ましくありません。

派遣先企業で後任を探す必要があるため、少なくとも契約満了日の30日以上前には、派遣会社を通じて辞意を伝えるようにしましょう。

こんなときはどうする?派遣の契約更新に関するQ&A

派遣契約の更新について大まかな流れを解説しましたが、もっと具体的な状況でどうすればよいか、疑問を持つ方もいるでしょう。

そこでこのあと、派遣契約の更新についてよくある質問と回答を紹介します。

Q. もし派遣先から直接雇用を打診されたらどうすればよい?

A. 派遣先から直接雇用などの打診をされたら、まず派遣会社へ連絡しましょう。派遣社員の雇用者は派遣先企業ではなく派遣会社で、雇用に関する手続きは派遣会社が行います。

トラブル防止のためにも、必ず派遣会社へ報告することが原則です。

Q. もし契約満了のたびに更新を断っていたらどうなるの?

A. 有期契約とはいえ、あまり更新を断る回数が多いと「仕事が長続きしない人」とみなされ、条件のよい仕事を紹介してもらえなくなる可能性があります。

更新を断る際には、派遣会社と派遣先企業が納得できるような理由を伝えましょう。

通常はキャリア形成のため、またはやむを得ない家庭の事情であれば納得してもらえる場合が多いです。まずは派遣会社のコーディネーターに相談してみましょう。

Q. 派遣契約の更新がないと分かった場合、次の仕事探しはいつから始めてよい?

A. 更新がないとわかった時点で、すぐに就職活動を始めて構いません。むしろ仕事の空白期間を作らないためにも、早めに行動を開始することをおすすめします。

Q. もし契約更新がなかった場合に失業手当は受け取れるの?

A. 派遣社員でも雇用保険に加入し、次の条件を満たしていれば失業手当を受け取ることが可能です。

  • 本人にすぐに働く意思があること
  • 積極的に就職活動を行っていること
  • 離職日以前の2年間で被保険者期間が12か月以上あること

契約終了による失業は「会社都合退職」に当たるため、給付制限期間(受給できない期間)はありません。

ただし離職後1ヵ月以内は、派遣会社が次の仕事を探す期間のため受給手続きができないなど、派遣ならではのルールもあります。

失業手当に関しては、まず派遣会社のコーディネーターと今後の仕事について相談し、ブランクが空きそうなら申請するというスタンスで考えましょう。

派遣の契約更新のタイミング・流れに迷ったらコーディネーターへ相談しよう

今回は派遣の契約更新のタイミングと流れ、さまざまなルールについて紹介しました。

契約更新は通常、契約期間の1ヵ月以上前に派遣会社から連絡が来ます。契約更新だけなら、派遣会社からの連絡に返答するのみで、ほかに必要な手続きはありません。

自分から派遣先へ問い合わせることは避け、疑問や要望は派遣会社を通すことがルールです。

一般的な派遣の契約期間は3ヵ月で、同じ職場で働ける期間は原則3年と定められていますが、もっと長く働ける方法もあります。

派遣契約の更新は、分かってしまえば決して難しいことではありません。今回の記事を参考に、ぜひ円満な契約更新で上手にキャリアアップを図りましょう。

少しでも迷うことがあれば、派遣会社のコーディネーターへお気軽にご相談下さい。

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