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派遣コーディネーターのつぶやき

2023/08/09

派遣での働き方に向いている人、向いていない人ってどんな人?

呼びかけるビジネスウーマン

「派遣の仕事をやってみたいけど、どんな感じ?」「そもそも私って派遣に向いているの?」

初めて派遣で働くことを検討している方は、自分が派遣での働き方に向いているかどうかが気になるかもしれません。せっかく派遣で就職しても、向いていなかったら仕事を続けられないかもしれないと考え、不安になるのも無理はないでしょう。

でも実際に、派遣での働き方に向き・不向きはあるのでしょうか。

そこで今回の記事では、派遣の働き方に向いている人と向いていない人の特徴を紹介します。ぜひ派遣での働き方を考える際にお役立てください。

派遣での働き方に向いている人とは?

はじめに、派遣での働き方に向いている人について解説します。

ワークライフバランスを重視する人

派遣の働き方は、ワークライフバランスを重視する人に向いています。

派遣は自分で働く場所や期間、時間・曜日などの条件を決め、その中から仕事を探すことができることがメリット。

そのため家族や趣味を大切にしたい人におすすめの働き方です。

さらに派遣の仕事では人間関係のしがらみも少なく、あったとしても仕事と割り切ればよいため、ストレスが少ない傾向にあります。

そのため、プライベートの時間に仕事の悩みを抱えずに済みます。

こうしたことから、派遣の働き方は仕事とプライベートを両立したい人に適しているといえます。

働きたい期間が決まっている人

派遣の働き方は、働きたい期間が決まっている人にも適しています。

出産や育児、介護などの事情で働ける期間に制約がある人や、引っ越しの予定が決まっている人などは、派遣のほうが働きやすいでしょう。

派遣の仕事は契約により期間が決められているため、働きたい期間に合う仕事を選べば、派遣の契約満了で円満に退職ができます。

派遣では「連休の間だけ」など、短期間の就業も可能なため、次の仕事までの空いた期間に勤めたい人や、連休で副収入を得たい人にもおすすめです。

働きやすさや環境を重視する人

派遣の働き方は、働きやすさで仕事を選ぶ人にも向いています。

派遣では短い通勤や残業なし、責任のないルーティーンワーク希望など、職場や仕事内容を自分で選べるため、仕事の条件に働きやすさを求める人におすすめです。

さらに派遣会社では、職場の悩み相談やキャリア相談など、社員へのサポート体制が整っています。

そのため、困ったときに相談できる環境で仕事をしたい人にも適しています。

自分の職務に専念したい人

派遣の働き方は、自分の職務に専念したい人にも向いています。

派遣はあらかじめ決められた仕事内容で契約するため、契約業務以外の雑用ばかりを任されるといったことはほとんどなく、自分の職務に専念できます。

派遣の仕事には、IT関連や経理などスキルが必要な職種も多いため、自分の専門性を活かしたい人にも適しています。

仕事でスキルアップしたい人

派遣の働き方は、仕事でスキルアップを考える人にも適しています。

派遣の仕事は仕事内容を決めて働くシステムです。正社員の総合職のようにジョブローテーションや異動はないため、自分の専門性を高めたい人に適しています。

また自分の興味のある分野に専念したい場合にもおすすめです。

派遣会社の研修制度も利用できるため、未経験からやりたい仕事にチャレンジする人にも向いています。

さまざまな仕事にチャレンジしたい人

派遣の働き方は、さまざまな仕事にチャレンジしたい人に向いています。

派遣はひとつの仕事を続けるよりも、複数の仕事を経験したい人、職場や働く環境などが変わっても変化を楽しめる人におすすめです。

契約ごとに違う職場や職種を経験することもできるため、さまざまなスキルを習得したい人にも適しています。

正社員へステップアップしたい人

派遣の働き方は、ゆくゆく正社員へステップアップしたい人に向いています。

というのも、職種によっては未経験では正社員に採用されにくいことがあります。

そのため、将来正社員になるために、派遣で職務経験を積むという活用法もあり、

同じ職種でも、派遣であれば未経験で就職できる確率が上がります。実際に派遣会社で研修を受けながら正社員を目指す人も少なくありません。

そのほか「紹介予定派遣」で将来の直接雇用を視野に就職する方法もあるため、やりたい仕事がはっきりしている場合は派遣会社に掛け合ってみるとよいでしょう。

派遣での働き方に向いていない人とは?

派遣の働き方に向いている人がいる一方で、その逆の人もいます。ここでは、派遣の働き方に向いていない人の特徴を紹介します。

雇用の安定を望んでいる人

派遣の働き方は、安定的な雇用を望む人には向きません。

派遣は有期雇用で更新があるため、必ずしも同じ職場で働き続けられるとは限りません。契約ごとに違う職場へ移ることも考えられます。

そのほか、派遣では同じ企業の同じ部署では最長3年までしか働けない「3年ルール」が法律で定められています。

そのため派遣は、同じ会社に長く勤めたい人、長期の安定した雇用を望む人には不向きです。

安定した収入が欲しい人

派遣の働き方は、安定した収入が欲しい人にも向きません。

有期雇用の派遣では、仮に次の仕事がすぐに決まらない場合には、ブランクで収入が途切れることもあり得ます。

また、派遣の給与形態は月給よりも時給制が多いため、月間の就業日数によっては収入が減ることも。

また、一般的には正社員と比べボーナスが少ないため、何かの支払いにボーナスを充てたい人には向かないかもしれません。

そのため、派遣の働き方は、安定した収入が欲しい人には不向きといえます。

働く環境を変えたくない人

派遣の働き方は、働く環境を変えたくない人にはあまり向いていません。

派遣契約では期間が決まっているため、更新で職場が変わる可能性があります。そのため、環境の変化がストレスになる人には向いていないかもしれません。

もし環境の変化が苦手な人が派遣で働く場合は、なるべく契約期間の長い仕事や「無期雇用派遣」などで働けるかどうか、派遣会社に相談するとよいでしょう。

責任あるポストに就きたい人

派遣の働き方は、責任あるポストに就きたい人にはあまり向いていません。

派遣では経営方針・予算決めなど、企業の核心にあたる責任の重い業務は、ゼロではありませんが少ない傾向です。

また管理職など自分の裁量で行う仕事や、長期プロジェクトも自社社員が従事することが多く、派遣では少ないようです。

そのため、派遣は一般にキャリア志向で責任あるポストを目指す人、自分の裁量で仕事をしたい人にはあまり向かないといえます。

ゼネラリストを目指したい人

派遣の働き方は、ゼネラリストを目指したい人にもあまり向いていません。

派遣の仕事はあらかじめ職務を決めて働くケースが多く、一般には派遣先企業から適材適所のスペシャリストとして求められているためです。

そのためゼネラリストになりたい人は、さまざまな職務を経験できる正社員の総合職を選ぶとよいでしょう。

もっとも前にお伝えしたように、キャリアの足掛かりとして派遣で就職し、複数のスキルを身に付けてから総合職を狙うとすれば、派遣をうまく活用できそうです。

派遣の働き方に向いている人・向いていない人について解説しました

今回は派遣の働き方に向いている人・向いていない人の特徴を紹介しました。

派遣の仕事は仕事内容と期間を自分で決めて働けるため、ライフスタイル重視など、自分に適した働き方を選ぶことができます。

一方で、責任あるポストやゼネラリストを望むキャリア志向の人には物足りないかもしれません。

とはいえ、派遣なら正社員で採用されにくい仕事にも就くことができます。

派遣で実務経験を積み正社員を目指すことも可能なため、将来を見据えて今、派遣でスタートを切ることもひとつの選択肢といえそうです。

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