2022/01/21
未経験から新しい仕事にチャレンジするなら… 派遣と契約社員のメリット・デメリット
未経験の仕事にチャレンジするとき、正社員をめざすのはハードルが高くても、派遣社員や契約社員なら条件をクリアできるというケースは少なくありません。
では、派遣社員と契約社員にはどのような違いがあるのでしょうか。本記事では派遣社員と契約社員の違いと、それぞれのメリット・デメリットについて解説していきます。
異なる雇用形態の特徴をしっかり理解したうえで、ライフスタイルやめざすキャリアに合った仕事を見つけましょう。
契約社員と派遣社員の違い
「契約社員」と「派遣社員」の最大の違いは、雇用契約を結ぶのが就業先か派遣会社か。
「契約社員」は就業先と雇用契約を結ぶ直接雇用で、「雇用主=就業先」という関係になります。給与形態は時給制のほかに月給制・年俸制など、企業によってさまざまです。
一方、派遣社員が労働契約を結ぶのはあくまで人材派遣会社(派遣元)。その後、派遣元が労働者派遣契約を結んでいる就業先に派遣する仕組みです。
賃金を支払ったり福利厚生を提供する雇用主と、業務の支持を行う就業先が異なるのが特徴で「間接雇用」ともいいます。なお給与は時給制の求人がほとんどです。
契約社員のメリット・デメリット
派遣社員と比べたときに、契約社員のメリットとしてまず挙げられるのは、業務の範囲が幅広いこと。仕事内容は正社員に近く、さまざまな経験を積んだり、スキルアップしたりできます。
会社と直接契約している契約社員は、間接雇用の派遣社員よりも実績・経験によって正社員に登用される可能性が高いのも魅力です。いずれは正社員をめざしたいなら、契約社員から始めるのもひとつの手です。
一方、社員の契約社員のデメリットは、正社員と同程度の転職活動を行わなければならず、どうしても時間と労力がかかります。求人に対して直接エントリーする場合は、面接から就業後の条件交渉や契約更新などもすべて自身で行うため、負担に感じる人もいるでしょう。
加えて1回の雇用期間は、通常3年以内、高度専門職や満60歳以上でも5年以内が上限。契約内容や実績によって更新されるケースはあるものの、基本的には契約満了で退社となり、ゼロから仕事を探さなければなりません。
派遣社員のメリット・デメリット
契約社員と比べたとき、派遣社員のデメリットとなるのは、最初に定められた範囲から業務が大きく広がらないことです。多様な業務をこなしてキャリアアップしたい人にとっては、仕事内容が物足りなく感じられる可能性があります。
派遣社員が就業先で働ける期間は、契約社員と同じく原則3年です。長く同じ職場で働きたくても、契約更新がない場合には次の職場を探さなければなりません。
ただし派遣社員は就業先との契約が終了しても、派遣元との契約は継続となるため、次の仕事を紹介してもらえるというメリットがあります。
転職活動を自力でする必要はなく、事前の登録情報・希望の条件・キャリアプラン・経験・適性などのデータをもとにピックアップされた仕事の中から、自分に合ったものを選択することが可能です。
その後の応募・手続きなどもすべて派遣元が代行。時給・待遇面などの条件交渉もすべて任せることができ、最後に就業先と簡単な顔合わせをする程度で、スムーズに職場が決まります。
もちろん就業後の昇給なども職場の上司に直接アピールする必要はありません。職場で困っていることや今後のキャリアプランなども含めて、さまざまな悩みを派遣元の担当者に相談できるため、安心して働けると感じる人も多いでしょう。
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このように契約社員と派遣社員は一長一短であり、どちらの業務形態を選ぶべきかは、求職者の希望条件によって異なります。
例えば派遣社員は、業務の負担をなるべく減らしてワークライフバランスを重視したい方向き。仕事探しの手間と時間がかからないことが多く、よりスムーズに職場を見つけることができるでしょう。
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