派遣で働くためには、まず派遣会社にて登録の手続きが必要です。その際、派遣会社によっては履歴書の提出を求められる場合があります。

ところで、派遣会社に提出する履歴書は、一般的な転職用の履歴書と書き方がやや異なる点があるのをご存じでしょうか。今回の記事では、派遣で働きたい方に向けた履歴書の書き方のポイントをご紹介します。

志望動機欄は記入不要

派遣会社の登録会や面談の際に提出を求められる履歴書は、あくまでも「登録」で必要なものです。就業先企業に提出することはありません。

就業先が決まっていないことから、履歴書の作成において「志望動機」欄に何と書こうか迷われると思います。結論を言えば、派遣会社へ提出する履歴書については、志望動機欄は空欄のままで問題ありません。

「でも就業先企業が履歴書を見ることがあるのでは？」と思われるかもしれませんが、就業先の会社が派遣会社に履歴書を提出させることは、労働者派遣法で禁止されています。

どうしても空欄が気になる場合は、自己PRを記入しましょう。

派遣であっても職歴は丁寧にもれなく記入

派遣会社が登録の際に履歴書を必要とするのは、一般の転職のような選考が目的ではありません。登録者にあった就業先を紹介するために、情報を必要としています。特に「職歴」は重要な情報ですので、履歴書に丁寧に書きましょう。

職歴欄には、すべての入退社を時系列で漏れなく記載します。会社名や部署名、役職、職位は正式名称で書きましょう。「株式会社」も「（株）」と省略してはいけません。会社名の前につくか後ろにつくかの確認もお忘れなく。

ここからは、派遣社員として働いた経歴を記入する際に大事なポイントを列記します。

・派遣先企業名だけでなく、派遣元である派遣会社名と登録年月も記入する。

・派遣先企業の業務を開始した時は「就業」、終了したときは「期間満了」と書く（派遣先に雇用されているわけではないので、「入社」「退社」としない）。契約期間も記入。

＜例＞
株式会社○○（派遣元）に派遣登録
△△株式会社（派遣先）に派遣社員として就業（20XX年XX月　派遣期間満了）

・業務内容も簡潔に記載する。

＜例＞
営業部で、営業補助職として書類作成や請求・入金業務などを担当

・2社以上の派遣会社に登録していた場合は、派遣会社ごとにまとめて記載する。

なお、履歴書に書ききれない場合は、職務経歴書を活用するのも一考です。

スキルや経歴をしっかりアピール

履歴書では、なによりも今までの仕事で培ったスキルや経歴をしっかり記載することが大切です。例えばアルバイトであっても、同じ業種での経験があれば即戦力と評価されることもありますので、臆せず記載しましょう。

働いていない空白期間がある場合は、転職活動や資格の勉強、介護、出産・育児といった理由を記載しておけば大丈夫です。少しでも自身の経歴においてプラスの経験となったことであれば、十分にアピールしましょう。

TOPPANエッジでは、登録面談の際に履歴書のご準備をお願いしています。面談が終わり、登録が完了したら、あなたの経験やスキル、ご希望に沿ったお仕事をコーディネーターがご紹介。もし希望するお仕事が「JOB-CUBE」にある場合は、面談の場でご説明も可能です。

派遣で働きたいと思ったら、ぜひTOPPANエッジに登録予約を。お待ちしております！