2024/05/07
事務職もリスキリングが必要?スキルアップを考えた時にしたいこと
2023年頃からよく聞くようになった「リスキリング」という言葉。新聞やニュースなどで一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
仕事でスキルアップを考えている向上心の高い方向けの言葉だと思って、自分には関係ないと思っていませんか?事務職のお仕事をしている方にとっても、決して無関係ではありません。
今回は事務職にとってのリスキリングについて考えてみましょう。
目次
リスキリングって…何?どうしたらいいの?
リスキリングと言われても、いま一つ意味を理解していない方もいるため、あらためて解説します。
・リスキリングは「再教育」という意味
「リスキリング(Reskilling)」は、職業能力の再開発や、再教育という意味を持っています。 近年では、企業でDX(デジタルトランスフォーメーション)などデジタル化やIT化、新規事業への挑戦などが加速しており、新たに必要となる業務・職種は変わってきています。そのため、順応できるように従業員がスキルや知識を再習得するという意味で使われることが増えました。
・一度学んだスキルだけで長いキャリアライフを乗り切ることは不可能
学生時代や、社会人になってからも資格取得やスキルアップなど、学校や社内外で学んできた経験はあると思いますが、今の時代の変化について行くためには技術職や専門職でなくても、ある程度知識やスキルをブラッシュアップしていく必要があります。
高度な専門職やスキルを有していない限り、定年延長などで長くなっているキャリアライフを乗り切るためには、リスキリングは必須だと言えるでしょう。
・事務系などのホワイトカラー層こそ必要なリスキリング
AIに取って代わられるとされる仕事の一つに、事務職も入っています。厳密には、事務職の中でも定型的な業務(同じことを繰り返すような業務)は、そう遠くない将来、AIに代替されるかもしれません。
事務職として生き残るためには、気遣いや臨機応変な対応といった人間でなければできない対応だけでなく、AIを操作できるようなスキルや、今までよりも高度なパソコンスキルなどが必要になってくると考えられます。
ライバルが多いからこそ、リスキリングで周りと差をつける必要があるのです。
事務職がやっておきたいリスキリング
では、具体的に事務職がやっておきたいリスキリングにはどんなことがあるでしょうか。
・今までよりも高度なパソコンスキルなどを身につける
事務職では日常的にパソコンを使用していると思いますが、職場によって求められるスキルは様々です。決まったフォームに入力ができればいいとされる場合もあれば、高度な表計算機能やマクロなどが求められる場合もあります。
もし、今のパソコンスキルでは物足りないと思うのであれば、より上位の資格に挑戦してみるのはいかがでしょうか。
また、事務職としての基本的な所作やマナーを極めたい場合は秘書検定などを受けてみるのもいいでしょう。他にも、事務職で総務的なことや経理的なことに興味があれば、それらに関連する資格を目指してみると、視野が広がります。
・TOPPANエッジのパソコン講座やマナー講座でブラッシュアップ
TOPPANエッジには、パソコン講座やマナー講座など皆さんが職場で困ることがないよう、スキルアップの支援を行っています。「自分はできているから大丈夫」と安心せず、仕事の合間などに受講して最新のスキルと情報にブラッシュアップしましょう。
・他の分野のスキルにも目を向ける
事務職以外の分野に目を向けておくことも大切です。
これは「事務職以外の仕事を考える」というわけではありません。多くの仕事がある中から、事務職に就いているわけですが、他の仕事のスキルにも目を向けてできることを増やしておくことは、将来的に大いに役立ちます。
視野を広げ、様々なことに興味を持ってチャレンジすることは、事務職の仕事を続ける上でもプラスになるでしょう。
今のスキルに満足せずに積極的なリスキリングを!
どうしても、日々の生活や仕事などで手一杯になり後回しになりがちなリスキリングですが、長く活き活きと働くためにも積極的に取り組みたいところです。TOPPANエッジでは、スキルアップやお仕事の相談も受け付けています。
ぜひ、リスキリングに取り組んでみてくださいね。