2021/01/20
TOPPANエッジのBPOサービス 仕組みと仕事・求人レポート【前編】
「JOB-CUBEに掲載されているBPOサービスって、どんな仕組み?」「BPOの求人の仕事内容を詳しく知りたい」といった疑問がある方に向けて、TOPPANエッジのBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスの仕組みと仕事内容、求人事例を紹介します。求人を検索する前に、BPOサービスに関する理解を深めておくと、応募する求人の候補の絞り込みがスムーズになるでしょう。
最初に、TOPPANエッジについて紹介しましょう。ビジネスフォームやデータ・プリント・サービス(DPS)などの専門分野で培ってきた技術やノウハウをベースとして、企業の情報伝達の最適化を実現するデジタルハイブリッドカンパニーです。金融業界、官公庁や自治体を中心に、大手企業の業務効率化に貢献しており、2020年6月に創立55周年を迎えました。
総合人材サービス企業でもあるTOPPANエッジが運営する求人情報サイト「JOB-CUBE」では、金融業界向けの派遣求人とともに、BPOの求人も多数掲載しています。
■BPO業界の展望
BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)とは、事務作業を中心とする企業のバックオフィス業務を専門会社にアウトソーシングする経営手法です。BPOを専門に請け負う企業が多数存在し、現在その市場は拡大しています。
景気が低迷するなかで、BPOサービス市場が成長し続けている背景には、採用難による人材不足、労働契約法改正や働き方改革の推進による影響、外資系企業の日本市場の参入と競争激化、新型コロナウィルスによる事業変革といったさまざまな事象があります。
こうした急激な変化に対応するために、企業は自社が抱える定型化された業務を外部委託することにより、業務構造の改善やコスト削減を迅速化させようとしています。TOPPANエッジなどのBPOサービス企業は、対応できる業務範囲を広げており、今後も需要の拡大とともに伸長すると考えられています。
■TOPPANエッジのBPO事業
多種多様なバックオフィス業務をワンストップで受託するBPOサービス企業として、国内トップクラスのシェアを誇るTOPPANエッジ。ビジネスフォームのノウハウで長年にわたって安全に運用をしてきた信頼を元に、国・自治体、銀行、生損保、証券、大学、通信、製造など、さまざまな業界の事務業務全般を請け負っています。
⇒BPOサービスのメニュー例
TOPPANエッジのBPOサービスでは、問い合わせ対応や申し込み受け付けなど、帳票を扱うバックオフィス機能を強化しています。主なサービスメニューを紹介しましょう。
(1)各種法律で保管が定められている大量の書類やマイクロフィルムをイメージデータに変換
(2)申込書など各種手続き書類のデータ入力、スキャニング、集計・分析データ作成代行
(3)コンタクトセンターとして、入電・架電などコール業務全般をサポート
(4)電話での本人確認や役所への照会、還付郵便の管理などによる顧客情報の適正化
(5)居住者の不在や転居などで発生する通知物の不着や未着郵便物の受取・データ処理、保管
(6)キャンペーン、アンケート、イベント、大学入試など事務局業務に対応
■自治体向けBPOサービスの取り組み
TOPPANエッジが提供するBPOサービスの取り組みとして、自治体のケースを紹介しましょう。
TOPPANエッジは、自治体の各種業務を幅広くサポートしています。返信郵便の回収・受け付け、不備確認、データ入力までをワンストップで受託。臨時福祉給付金給付支援業務、窓口対応業務、課税関連業務などの業務にも対応しています。近年ニーズが高まってきた行政の業務効率化についても、長年のノウハウを活かしてサポートしています。
人口の減少、少子高齢化といった社会的課題を背景に、地方自治体の役割は多岐にわたり、業務内容も多様化しています。業務効率化を推進して、より多くの需要に対応することが急務となっています。
そんななかで、TOPPANエッジは、「NTTデータ イントラマート」との協業によって、各種申請業務をアプリケーション化する取り組みをスタートしました。背景にあるのは、行政サービスを利用者の視点から徹底的に見直し、100%電子化をめざす政府のデジタル・ガバメント政策。今後は、全国の地方自治体に展開されることが見込まれています。
【後編】に続きます。