私たちの親世代と違い、最近ではネイルを日常的に楽しんでいる女性も多くなりました。一部の衛生面や見た目が重視される職場では、爪の長さやネイルに対して厳しいルールがありますが、事務職の場合は派手で相手に不快感を与えるものでなければネイルが認められる職場が一般的です。

ただし、明確にルール化されているところはそう多くなく、暗黙のルールとなっていることが大半かもしれません。

今回は、事務職でネイルをする場合に相手が不快にならないネイルのポイントや、色などについて解説します。

想像以上に見られている手

日常的に物を握ったり、触ったり、絶え間なく使う頻度が高い手ですが、仕事中に相手の目に触れることも多い部位でもあります。事務職で特に多く見られている場面はどんな時でしょうか。

・書類の受け渡し

窓口で書類の受け渡しをしたり、頼まれていた書類を上司に渡したり（または受け取る）など、窓口業務や事務処理関係で書類を受け渡す機会は非常に多いのではないでしょうか。

最近ではペーパーレスが進んでいるという職場もありますが、まだまだ書類を受け渡しする機会が多いところが大半です。その時、ふと目に入るのが手や指。きれいに整っているかどうかは、あなたの印象にも少なからず影響します。

・タブレットやスマホを使っている時

職場でタブレットやスマホを使う機会も多いでしょう。

休憩中のスマホ操作はもちろんですが、職場でタブレット操作やタッチパネルを押す機会もあるはずです。

スマホやタブレットを触っていると、どうしても指に目が行くと同時に、爪にも注目が集まりやすくなります。

・パソコンのキーボードや何かのボタンを押す時

パソコンのキーボードだけでなく、エレベーターのボタンなど何かを押している手にも注目が行きやすくなります。

特に大勢でエレベーターに乗り、操作をする場所に立った時は階数だけでなく開閉ボタンなどを押すことになり、おのずと手に視線が集まりやすくなるのです。

おすすめのネイルは？「シンプル」「ナチュラル」「清潔感」がポイント

ネイルをする際に気を付けたいのは、派手過ぎず、地味過ぎず清潔感があることです。爪だけでなく、手の手入れが行き届いていなくてガサガサ、荒れていると生活感がにじみ出て「疲れているのかな」「老けて見えるな」と思われます。

・シンプルなネイル

シンプルということは、ネイルアートでゴテゴテとしておらず、ラメでキラキラと目立つものではなく、肌に近い色か、パステルカラーがおすすめです。

メイクのように遊びたくなる気持ちは分かりますが、職場は人に不快感を与えないことが大前提です。

特に窓口業務など、老若男女と接する機会がある方は、年配の方にも好感を持ってもらえるシンプルな色にしましょう。

・ナチュラルな形

付け爪をすると、どうしても手とバランスが取れなくなり、不自然に見えることがあります。

自分の爪がもろくて付け爪でケアしているという場合もありますが、できるだけナチュラルな見た目で傷やささくれのない手入れの行き届いた爪と手を心がけるといいでしょう。

・清潔感

清潔感は、ネイルに限らず服装や髪型・メイクも含めたトータルの印象です。
ゴミなどが爪に挟まっていたり、長すぎたり短すぎたりせず、形と色がきれいに見えるバランスのいいネイルを目指しましょう。
色は薄いピンクやパステルカラー、透明がおすすめ。ラメが入っていたり、過剰な模様が入っていると、悪目立ちします。濃い色は避け、万人に印象よく見えるものが一番好まれるでしょう。

ネイルが気になる場合は事前に確認しよう

今やネイルをする方は一般的となりましたが、清潔感やTPOに合わせたネイルの線引きは、人によって違います。また、窓口業務などがある場合は老若男女と接するため、より細心の注意が必要です。

TOPPANエッジでは、事前に職場環境や仕事内容について聞くことが可能。事前に聞いておくことで、ネイルもどの程度まで許容されるのか想像しやすくなるのではないでしょうか。

ぜひ、事前に職場でのネイル事情も確認して仕事も楽しんでいきましょう。